StoryHouse Seminar storylesson



◎書き続けるためのポイント
作品の質を向上したい、原稿を書きながら作家として成長し続けたいと思っている人は とても多いですね。でも、それを実践できている人は、少ないようです。
その原因の1つは、頭の中であらかじめ考えたストーリーを原稿上に転写していこうと することにあります。 小説を書き続けるためのポイントとして、特に重要なことは「原稿を書いていく過程で様々な発見をする」ことです。 もし、頭の中であらかじめ考えたストーリーに意識が向いていると、原稿を書いているときに気づいたことがあっても、 ストーリーに合わないからという理由で、それを捨ててしまいます。 そこで気づいたことを入れると、最初に考えたストーリーのラインが崩れてしまい、それまで書いてきた原稿が 無駄になると感じるのでしょう。

これは、原稿を書いている人の多くがぶつかる問題ですが、やはりストーリーのラインが 「崩れないように」することを重視する場合が多いです。 ただ、このアプローチを選ぶと、あらかじめ考えた範囲内で執筆しているときには原稿も 進みますが、その範囲を出て、さらに先を書こうとすると、行き詰まってしまうということが 頻繁に起こります。

もし、原稿を書いているときに発見したこと、気づいたことを大切にしていれば、
ストーリーのラインにとらわれずに書き続けることができたかもしれません。
「かもしれません」というのは、執筆しているときに働いている感性の質によって その結果が変わるからです。

◎執筆しているときの感覚を意識する
感性は誰にでも備わっているものですが、実際に使いこなしている人は少ないです。 日常的に使えば使うほど、感性の質はよいものに変わっていき、さらに使いやすい状態になっていきます。 そのため、原稿を書いているときも、感性を「使いやすい状態」「常に気持ちよく働いている状態」にしておく必要があります。
ストーリーのラインが固定しているとき、感性は眠っています。
ストーリーのラインを手探りで歩いているとき、感性は働き始めます。
この差が、そのまま原稿に反映するので、執筆しているときの感覚もまったく違ったものになります。

現在、原稿を書いているときに感じているのは、どんなことでしょうか。
それを十分に感じてみたとき、感覚的によいものなのか
それとも、あまりよいものではないのか
という違いを認識すると、行き詰まりや壁を超えるためのヒントが見つかります。

◎よい作品を書き続けるために
何かを始めようとするとき、一般的にみて、技術・テクニックを身につけることから 入る場合が多いようです。技術を身につけると実際に作ることができ、おもしろさも実感できるので、 それはよいのですが、継続性という面からみるとこのアプローチではすぐに限界がきてしまいます。 初心者にとっては、それまで馴染みのなかった新しい技術を身につけることに魅力を感じ、 その道を歩き出すというアプローチが最も入りやすいでしょう。 身につけた技術を使って、何か作品を作ってみたとき、その過程でどんなことを感じ、 気づくことができたかというところで、それぞれ個人による違いが出てきます。

技術を作業レベルで身につける水準であれば、あまり差は出ませんが、 それを使って作品を形成する過程で差が発生するわけです。 この差は、個人の感覚・感性・思考によるものなので、外部からはその動きが見えませんが、 「作品を作り続けたいと思うかどうか」「クリエイティブな環境を自ら構築できるかどうか」など、 本質的な部分に影響を与えます。

身につけた技術が入門レベルのものであっても、感性の働きがすばらしく、形成過程で いくつかの発見をすることができれば、作品が独自のエネルギーをもつようになります。 本来ならば、初心者のとき、技術を身につける前に、このようなエネルギーが大切であることを 知っておく必要があります。 実際には、技術・テクニックを身につけることに意識が傾斜して、 このエネルギーのことは忘れがちです。

◎執筆力の質が上がるとき
原稿を書くことに継続性が出てくると感性の働きが活性化して、すべてがよい方向にまわりはじめます。 日常生活の何気ないことからも、感性を通して、原稿のヒントをもらうことができるようになるでしょう。 原稿を書くための時間と、日常生活の時間の境界もいつのまにか消えて、原稿を書くための環境が整い始めます。 それまで日常生活と原稿執筆の境界線で感じていたノイズやストレスがなくなり、直感や感性が気持ちよく働き、 本当に取り組んでみたい作品が見えてきます。 この段階までくると、直感・感性・原稿が最短距離で結びつき、執筆力の質が大きく向上します。


受講期間と受講料


受講期間:3ヵ月
受講料:23100円(税込)


ゼミについての質問


Q 受講期間3ヵ月以降も、課題提出と作品提出はできますか。
A 学習速度が人によって異なるので、提出期限は決めていません。
  そのため、課題提出と作品提出は受講期間3ヵ月以降も受け付けています。
  受講生個人の学習速度を大事にしているので、安心してください。
Q 仕事をしながら原稿を書いているので、週末にまとめて取り組んでいます。
  この方法はまずいでしょうか。
A 日常のリズムを作ることが大切なので、仕事をしている日と休日の活用法や
  バランスを意識する必要があります。
  その点を把握していれば、週末にまとめて取り組むのも効果的です。
Q 最近小説を書き始めたばかりですが、ゼミの内容についていけるでしょうか。
A 受講生個人の力量に合わせて進めていくので、大丈夫です。
  書くことが好きであれば、多くのことを学べます。
Q このゼミには、どんな人が合っていますか。
A 小説を書くための力を確実に身につけたいと思っている人が対象です。
  現時点での執筆力は、まったく関係ありません。
  感性を磨くことに興味のある人は取り組みやすいでしょう。
Q どんな想いで、このゼミを作ったんでしょうか。
A 小説は誰でも書けますが、自己流の枠みたいなものができてしまいます。
  最初はいいんですが、ある程度書き慣れてくると、その枠を超えて、もっと
  いろいろなものを書きたくなるわけです。ところが、それを自分の力で超え
  ようと思っても、なかなかできない。自己流で書いてきたので、曖昧にした
  ままになっていることも多い。だから、それを解決できる理想的な場所が
  あれば、原稿を書く本当の楽しさを味わえると思ったんです。
  その場所を作るために企画したのが、このゼミです。
  だから、受講生にとっては質問もしやすいし、普通はどこで尋ねたらいいか
  わからないようなことも含めて、解決のできる場になっています。
  メール教材も考える内容にして、自分でも気づかなかった問題を浮かび上が
  らせて、解決できるようにしています。
  また、受講しやすいように、締切などの規制も入れないようにしているので
  自分のペースで学びたいこと、必要なことを着実に身につけられます。
Q 課題と原稿の取り組み方は、どのようにすれば効果が上がりますか。
A ゼミは「課題付きのメール教材」「自分の書いてみたい原稿を書くこと」
  この2つから成り立っています。取り組み方は自由ですが、課題を通して、
  原稿を書く上で必要なことについて理解を深めたり、思考の質を上げること
  ができます。これはオリジナル性の高い原稿を書くことにつながります。
  また、実際に原稿を書いてみると
  ・課題を通して学んだことを使ってみる
  ・小説を書き続けるための環境を整備する
  ・原稿を書く上で必要な思考を実践的に身につける
  ・作家生活に入るための基礎を確立する
  ことができるでしょう。
  質問はいつでもできますから、ひとりで問題を抱え込まずに、解決のための
  最短距離を進むことが可能です。
  書いている原稿のことはもちろん、文体形成に関すること、作家としての
  基礎を作るための環境整備に関することなど、自由に質問できるので、
  様々な問題をクリアすることができます。
  効果的な取り組み方としては、まず自分の進みたい方向を意識することが
  大切です。意識の方向性が生まれることで、課題や原稿への取り組み方の
  密度が変わり、文章を書くときの感覚が向上したことを実感できます。
  それまであった迷いなどが消えて、進む方向が明るく見えるでしょう。
  課題の内容には「正解」はなく、自分で考え出したり、気づいたことを実際に
  書き出してみることを大切にしています。知識レベルではなく、感性の質を
  よりよいものに向上していくことを目的にしていますから、そこで得たものは
  原稿にフィードバックすることができます。
  抱えていた問題や行き詰まった状況が、次々に氷解していき、やがて自分に
  合っている執筆スタイルがどのようなものなのか、つかめるようになります。




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