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このページでは、小説や漫画を書くときの「言葉」の生成やその可能性について考えていきます。
小説や漫画で使う言葉は、その作品の強度を決定します。
1つ1つのシーンで、的確な言葉を使うことによって、作品の質が確かなものになります。
ここで重要になるのが「的確な言葉」です。
ストーリーの流れをうまく作ろうとすると、ここで行き詰まります。
ストーリーには状況がついてまわります。
それを「どのような観点から扱うのか」考えておく必要があります。
状況を読者に伝えるだけでよいと捉えると、そのシーンを説明してしまいます。
もし、その状況を「読者に感じてもらおう」という選択をしたら、
どのような言葉を使って、どんな表現をするでしょうか。
その場合、「的確な言葉」は1つではなく
同じ言葉を使っても、表現の過程で読者に伝わるものが変わっていく
ことを知っておくことも大切です。
これは、作者の感性が働くことによって生じる変化です。
頭の中には、既存のストーリーが詰まっていますが、
そこに依存したり、とらわれたりすると、
原稿を書いているときに起こる「言葉と感性の相互座用」が
消えてしまいます。
この相互作用は、作家にとって言葉や表現についての発見を
もたらしてくれるので、非常に重要なプロセスです。
頭の中にある既存のストーリーを白紙にした状態で
原稿を書き進めていくと、このプロセスが必然的に現れてきます。
的確な言葉を使うことで、このプロセスの価値はさらに上昇します。
読者のもつ豊かな感覚を通してクリアに伝わっていくシンプルな表現が、
自分にも書けるかもしれない、という可能性を見つけられるのも
このプロセスです。
そして、ここで生じる文章や表現群は、単独で現れるものではなく、
いま書いている作品の内部から生成されます。
作家として、この事実をどのように認識しますか?
その認識によって、成長していく方向性や満たされる要素が決まります。
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