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情報間の関係性に着目する



■小説を書いている人にとって、情報編集は役に立つのでしょうか?
もちろん、役に立ちます。 というより、一番、役に立つポジションにいながら、まったく気づいて いないといったほうがいいでしょう。

企画やマーケティングのような分野が、すぐに情報編集の概念とテクニック を取り入れて成果を上げていることを考えると、文芸関係はのんきですね。

小説を書いていると、次のようなことが起こりませんか?
1 旧来の文学概念の枠を窮屈に感じたりすることが多い。
2 ストーリー展開が、いつのまにかパターンにはまってしまう。
どちらも避けたいことですが、そこから抜け出すきっかけが、 なかなかつかめません。

一度、小説の枠から飛び出して、発想力や連想力を使ってストーリーを 組み立てたほうが、すっきりすると思います。 そのときの支えになるのが、情報編集の考え方です。

これは、現在のように情報が豊富な状況だから成り立つ考え方です。 日本文学が盛んだった頃は、情報量が少ないうえ、貧乏で教育も普及して いませんでした。 その頃と現代では「立っている基盤」がまったく異なっている、と割り切って しまったほうがいいでしょう。

そこで、具体的にどうやってアプローチするかというと
・まず、「知識を覚える」という考え方/習慣を捨てます。
・次に、たくさんの情報を同列のものとして見てください。
 「これは高級」「あれは俗っぽい」というような思いこみを捨てる  ということです。

そして、
・情報と情報の関係性に注目してください。

ここが最重要ポイントです。 とくに、いままでの常識では、まるで関係なかったものが 何かの関係性をもっていることに気づいたら、すぐにメモを とってください。 内容によっては、新しいストーリーどころか、まったく新しいジャンルが 生まれる可能性があります。

情報編集の考え方では、このように情報の意味ではなく、情報間の関係性が 重要になってきます。

これは、
・情報が膨大にある
・既存のパターンや意味が出尽くしている
ときに力を発揮します。 つまり、現在の状況です。

そこで見つけた関係性が、新しいものを生みだし、それがまた新しい関係性を 作り出す。 窮屈な文学環境を抜け出すのに、この考え方は役に立つでしょう。 あとは、発想力と連想力を発揮するだけです。

そして、新しい作品ができあがったら、ネットワーク上に流してください。 ネット上を流れている、いろいろな概念と反応を起こして、また新しい関係性が そこに発生します。



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